そのお悩み、ChatGPTが助けてくれるかも?
SNSマーケターのための「ChatGPT」活用入門
― 「切り口に困った時」の最強パートナーを味方にしよう ―
「この商品、毎月何案も投稿考えるの、そろそろ限界…」
「雰囲気は決まってるのに、言葉がうまく出てこない…」
そんな“ネタ切れ”や“言語化疲れ”、SNS運用ではよくあること。
でも実は、その壁を一緒に超えてくれるパートナーがいます。
それが、ChatGPT。
この記事では、SNS運用に携わるマーケターが、
明日から実務に使える「ChatGPTプロンプト」とともに、
初級者向けの活用術を解説します。
「まだちゃんと使ってない」という人こそ、今日から“話しかけ方”ひとつで変わる体験をしてみてください。
この記事には、その第一歩となる魔法のプロンプトを詰め込みました。
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01|SNSマーケターがChatGPTを使うメリットとは?
SNS運用では、ネタ出し・投稿文作成・構成案の調整など、膨大な“非公開の作業”が日々発生します。
特に、「トーンを変えながら大量の案を出す」「そのまま投稿できる言葉に整える」作業は、時間も思考力も消費するパート。
そこで活躍するのがChatGPTです。
ChatGPTは“アイデアを一緒に考えてくれる相棒”であり、うまく使えば「自分がディレクター、ChatGPTが作業スタッフ」のような役割分担が可能になります。
- 投稿アイデアを10本出すところから始めたいとき
- トンマナが合わない原稿を言い直したいとき
- いろんな視点から広げてほしいとき)
- 逆に「1つの方向性」で多バリエーションを作りたいとき
こうしたニーズに応える“聞き方(=プロンプト)”のコツがあるんです。
02|まずは「あなたは〇〇です」と伝えてみよう
ChatGPTに相談するとき、最初に「あなたは〇〇です」と役割を伝えてみるのが、ちょっとしたコツです。
- あなたはSNSの投稿をよく考える人です。以下の内容で文章を作ってください。
このように、ChatGPTに「どんな立場で答えてほしいか」を伝えておくと、イメージに近い返答が返ってきやすくなります。
「広報っぽくしてほしい」「デザイナーの目線で考えてほしい」など、視点を先に伝えるだけで、やり取りがぐっとスムーズになるので、最初のひとこととしておすすめです。
03|覚えておきたい「魔法の聞き方」
■ 視点を変えたいとき:「10個のまったく違う案」を出す
「この商品で何パターンも投稿案が欲しいけど、全部似た感じになってしまう…」
そんなときは、ChatGPTに“あえて違う切り口で考えて”と伝えてみましょう。
[そのまま使えるプロンプト例]
この商品の魅力を伝えるSNS投稿案を、まったく違う10個の視点から、それぞれ1案ずつ考えてください。

■ 同じ方向性でバリエーションが欲しいとき:「少しずつニュアンスを変えて」
「この方向性は良いから、あとは微調整案を出したい」ときは、こう聞いてみましょう。
[そのまま使えるプロンプト例]
このSNS投稿案をベースに、同じ方向性で“少しずつ”ニュアンスや言葉選び、構成を変えた10案を作ってください。

04|そのまま使えるプロンプト例5選
-
- 01|「◯◯な視点で案を出して」
→ 似たような投稿が続いてしまったときにChatGPTプロンプト- この商品の魅力を“Z世代の視点”で伝えるSNS投稿案を3つ考えてください。
- この商品の魅力を“Z世代の視点”で伝えるSNS投稿案を3つ考えてください。
- 02|「流行トーンに変えて」
→ 今っぽさや親近感を出したいときにChatGPTプロンプト- この投稿案を、2025年上半期にバズっているSNS言語(ネットミーム・若者言葉)に寄せて言い換えてください。
- この投稿案を、2025年上半期にバズっているSNS言語(ネットミーム・若者言葉)に寄せて言い換えてください。
- 03|「季節・シーンを絞って」
→ 投稿の具体性を高めたいときにChatGPTプロンプト- この商品のSNS投稿案を、“9月の残暑で疲れた日に飲みたいとき”というシーンに絞って3つ出してください。
- この商品のSNS投稿案を、“9月の残暑で疲れた日に飲みたいとき”というシーンに絞って3つ出してください。
- 04|「共感されやすい形に」
→ エモ寄せで保存やいいねを狙いたいときにChatGPTプロンプト- この案を“共感されやすい言葉や構成”に調整して、SNSで伸びやすい形にしてください。
- この案を“共感されやすい言葉や構成”に調整して、SNSで伸びやすい形にしてください。
- 05|「自分で続きを書きやすい形に」
→ 導入文だけ支援してもらいたいときにChatGPTプロンプト- 冒頭の共感パートだけを5つ出してください。そこから投稿文の続きが書きやすいようにしてください。
- 冒頭の共感パートだけを5つ出してください。そこから投稿文の続きが書きやすいようにしてください。
- 01|「◯◯な視点で案を出して」
05|ひらめいたら即メモ ChatGPTに話しかけるだけでOK
SNSのアイデアがポンと浮かんでも、書き留めないと忘れてしまいがち。
ChatGPTを開いたまま「思いつきメモの壁打ち相手」として使うのもおすすめです。
たとえば
このワードをもとに、SNS投稿に育てて。
そう伝えるだけでも、肉付けや言い換え、導入文の補助まで出してくれます。
1人で悩むより、“ChatGPTにメモを渡して育ててもらう”くらいの感覚でOKです。
06|ChatGPTに伝えるべき「3つの情報」とは?
1. 目的(何に使うのか)
例:「Instagram投稿のアイデアを考えてほしい」「企業SNSで使いたい」など
2. 対象(誰に届けるか)
例:「20代女性」「新卒1年目の営業マン」「育児中のママ」など
3. 雰囲気(どんなトーンで書いてほしいか)
例:「明るく親しみやすく」「高級感があるように」「バズ狙いで少し砕けた口調」など
07|よくあるNG依頼と、その直し方
- ❌「SNSっぽい文章にして」
→ ✅「Instagramの投稿文として、“感情に訴えかける導入→商品紹介→呼びかけ”の流れで作ってください」 - ❌「この案、いい感じに調整して」
→ ✅「この投稿文をベースに、同じ構成で“共感トーン”に寄せて言葉選びをやわらかくしてください」 - ❌「これ、もっと伝わるようにして」
→ ✅「下記の投稿文の『サブタイトル部分』を、“もっと伝わる言い回し”に修正してください」
08|まとめ:ChatGPTを“手が動く相棒”にするために
ChatGPTは、ただの検索ツールではなく、「思考の壁打ち相手」かつ「作業を代わってくれる相棒」です。
たとえば、この記事中の「10個の違う視点から案を出して」のプロンプトから試してみてください。
商品名やジャンルを入れて聞くだけで、企画の引き出しが一気に増えるはずです。
ChatGPTは、あなたが“言葉を持って接した分だけ”応えてくれるパートナーです。
大学では服飾を専攻。在学中にAdobeに興味を持ち、独学でデザインスキルを磨く。新卒で販売員として接客経験を積んだ後、HP制作やライティングを学び、個人でHP制作やAI事業にも取り組む。2025年に株式会社toにアルバイトとしてジョイン。
