2023年に入り、Instagramのリール投稿で見れるインサイト数値が増え始めました!
2023年から新たに見れる数値:フォロワー属性、平均再生時間、総再生時間
とはいえ取れるインサイトが増えても、「どの数値を見て次の動画作りに活かせば良いのかわからない…」なんて悩んでいませんか?
今回は、企業運用担当者がショート動画の再生数を伸ばすために見るべきポイントをご紹介!
この記事はこんな方におすすめ!
- 自社でリールやTikTokなどでショート動画を投稿し始めたけど数値が全然伸びない
- どこを見て改善したら良いのかわからない
▼今からリール投稿を始めたい方にはこちらの記事がおすすめ!
Instagramリール動画の作り方を解説【企業アカウント向け】
ショート動画の再生数を伸ばすために大事なポイント
ショート動画のインサイト数値を見ていく前に、再生数を伸ばすためのポイントをもう一度おさらい。
ショート動画の再生数を伸ばすために大事なポイントは、以下の3つです。
ショート動画は名前の通り短い時間の動画なので、冒頭でどれくらいのユーザーを惹きつけられるかが大事!
公式インスタグラムも冒頭が大事と呼びかけています。
Instagram環境における最適なクリエイティブ
【3原則】
1⃣冒頭2.5秒勝負・起承転結なし
2⃣縦長(9:16 or 4:5)
3⃣音無しでも理解できる設計 pic.twitter.com/FnGGMuIRf1— Instagram マーケティング JP (@FBBusinessJP) June 30, 2022
ショート動画は冒頭で惹きつけた後、最後まで見てくれるユーザーの数(=視聴完了数)も重要です。
そのため、ユーザーの離脱を防ぐ工夫が必要になります。
動画作りの構成についてもっと知りたい方はこちらの記事をご覧ください!
リールで見れるインサイト数値
リールで見れるインサイト数値は、以下の7項目。
- 再生数(≒リーチ数)
- いいね数
- 保存数
- コメント数
- リーチしたアカウント数の内訳(フォロワーor非フォロワー)
- 再生時間
- 平均再生時間
動画を上げる目的によって伸ばすべき数値は異なりますが、基本的に最も大事な数値は再生数(≒リーチ数)です。
では、多くの再生数(≒リーチ数)を得るために、企業はインスタグラムのインサイトの中で、どの数値を見るべきなのか…
より再生数(≒リーチ数)を得られるよう、次の動画に生かすべきポイントは以下の2つ。
Point①:平均再生時間
平均再生時間は、1動画での平均の再生時間を表しています。
この秒数が長いほど、離脱するユーザーを防ぎ、最後まで惹きつけられた =滞在時間が長い と言えます。
下図は2023年1〜2月の、フォロワー1.5万人のA社、フォロワー6万人のB社、フォロワー7万人のクリエイターの1動画あたりの平均再生割合(=平均再生時間/動画の長さ)と再生数の相関を示したグラフです。
1動画あたりの平均再生割合が高いほど、再生数が多い傾向だとわかります。
より再生数を伸ばすために、平均再生割合を伸ばすことは重要な要素の一つです。
Point②:フォロワー属性
フォロワー属性とは、いわゆる”リーチしたアカウント数の内訳”のことです。
フォロワー/非フォロワーにどれくらいリーチしたのか、が再生数を伸ばす重要なポイントとなります。
そもそもリールやフィード投稿は、フォロワーにリーチした後に非フォロワー(ハッシュタグやおすすめ欄)にリーチする仕組みになっています。
その際に、最初の「フォロワーにどれだけリーチしたか」が重要となります。
下図は2023年1〜2月の、フォロワー1.5万人のA社、フォロワー6万人のB社、フォロワー7万人のクリエイターの、フォロワーからの閲覧率と再生数の相関を示したものです。
特に左2つ(フォロワー1.5万人のA社、フォロワー6万人のB社)は、フォロワーからの閲覧率が高いほど再生数が多くなっています。
フォロワーor再生数がある一定の数値を超えるとあまり関係なくなるのかもしれませんが、まだフォロワー数が少ないうちは、フォロワーへのリーチ数は、動画の再生数を得るのに重要な数値となります。
各数値の改善方法
リール投稿のリーチ数をより獲得するためには、平均再生時間とフォロワー属性を見ることが大事だとお伝えしました。
ここからは、それぞれの数値を見てどう動画制作をするべきなのかをご紹介します。
①平均再生時間
平均再生時間をより長くするためには、ユーザーの離脱を防ぐ構成が重要です。
理想的な動画の構成は下記の2つ。
- 冒頭でユーザーを惹きつける
- 離脱を防ぎ最後までユーザーに動画を見てもらう工夫をする
詳しい構成の仕方については、最初の「ショート動画の再生数を伸ばすために大事なポイント」で説明しています。
②フォロワー属性
フォロワーからの閲覧(=フォロワーからのリーチ数)率を伸ばすには、投稿内容が重要です。
フォロワーから見てかけ離れた内容や有益ではない情報だと、フォロワーからのリーチ数は増えず、結果非フォロワーのリーチ数も増えない(=バズらない)です。
そのため、リール以外のフィード投稿やストーリーズで需要(=いいね・保存などの反応)を把握しておくことが大事なポイントになります。
TikTokで見れるインサイト数値
ショート動画といえば、Instagramのリール投稿とTikTok。
そんなTikTokで見れる数値は下記の10項目。
- 再生数
- いいね数
- コメント数
- シェア数
- 保存数
- 合計再生時間
- 平均視聴時間
- 動画をフル視聴(%)
- 動画の継続率
- 視聴者の属性(性別・年齢・地域)
Instagramのリールよりも、より充実したインサイトを見ることができます。
特に、リールのインサイトと違う点は、動画の継続率・フル視聴率が見れるところです。
この2項目が見れるということは、最後まで動画をみた数と、ユーザーがどこで離脱をしたかを知ることができ、次の動画作りに生かすことができます。
上図のようなグラフで見ることができ、カーソルを合わせるとどの秒数で何%の視聴率だったか知ることができます。
ちゃんと画面も表示してくれるので、「この部分で離脱が多いということはこの流れはいらないな」「ここの部分もしかしたら長すぎたかも…次は短くしてみよう」など次の動画作りがしやすいです。
ちなみにTikTokはフォロワー数に関係なく動画の評価をしてくれるので、自分の作った動画がどれくらいユーザーに響くのか知りたいときにもおすすめです。
まとめ
企業がリール投稿のインサイト数値で見るべきポイントは、以下の2項目。
Instagramのインサイト数値をきちんと見直し、次の動画作りに活かすヒントにしましょう!
社会人1年目大学の助手として働きながら、自身の興味あるジャンルでSNSを運用し、
Instagramフォロワー6万人までのアカウントまで独学で成長することに成功。
自身のノウハウを生かしながら、SNSの戦略分野でクライアントワーク中心に活躍中。
2022年株式会社toにジョイン。