レポートとは?
広告、企画、施策、運用など、デジタルマーケティングにおいてレポートは常に必要となるものです。
当たり前すぎる物だと承知した上で、みなさんに質問です。
「なぜレポートは必要なんですか?」
その答えを解説していき、特にInstagramにおける最強のレポート術をお伝えしていきたいと思います。
レポートの使い道
レポートは大きく2つの目的があります。
1_振り返りをする
2_次の打ち手につなげる
まず、1が重要です。
それはそうですよね、振り返りをすることは必要なことです。
ただし注意したいのは、
「ただ数値を眺めるだけ」にならないようにすること。
これは、Instagram運用で「月次の合計」「先月比」など解釈が難しいことを”何となくやっている場合”によく起きます。
例)Instagramアカウント運用のレポート
・累計フォロワー数 ←良いでしょう
・月間獲得フォロワー数 ←良いでしょう
・月間獲得いいね数 ←怪しいです
・月間獲得リーチ数 ←違うと思います
皆さんはこの違和感にお気づきですか??
もし「月間獲得いいね数」「月間獲得リーチ数」
この数字を上げていきたいと思ったらどうしますか??
答えは非常に簡単です。
「投稿数」を増やせば良いんです。
では仮に10投稿で1,000いいね獲得していた場合、
次の月に15投稿して1,500いいね獲得しました!これは先月比150%です!となります。
まあ、数字だけ見ればそうです。
ただ、現実で言うとアカウントが成長しているとは言い難いです。
なぜなら、「1投稿あたりのいいね数」は どちらも100いいね だからです。
リーチに関しても同じことが言えます。
とういこうとは、
アカウントを良くしていきたいのであれば合計で見てはいけない項目ということになります。
答えを言ってしまうと、アカウントの成長を正しく読み解くには
「 1投稿あたりの平均 」を見ていくべきです。
平均であれば、アカウント全体に掛かってくる数値なので、投稿のクオリティを上げていくことが1番重要になります。まさに、Instagramの運用ですね。
このようにInstagramは投稿することが全ての始まりであり、今回のケースだとアカウントの振り返りをしたいというのであれば投稿を振り返るべきです。
つまり、足し合わせて合計という数値に意味がない項目が多く存在していると理解してください。
インサイトで確認すべき項目
インサイト情報として確認すべき項目は下記です。
(実際は色々とありますが、次の打ち手につながるものだけ確認すれば良いです)
アカウントのインサイト
・フォロワー数
└増減数
・フォロワーの性別、年齢層
※短期的には大幅な変化はないので、3ヶ月に1回くらいの確認で良いです
フォローをやめた数(減少数)を食い止める方法は、ほぼないです。ここで考えるべきはいかに増加の方が多い状態にするかなので、運用にプラスしてどんな施策を実施するかを考えましょう。
<投稿のインサイト>
・いいね数
・保存数
・リーチ数
・リーチ数の内訳(フォロワー/非フォロワー)
・エンゲージメントの内訳(フォロワー/非フォロワー)
フォロワーと非フォロワーだと投稿によって結果が異なる場合があります。そこから今回の投稿はフォロワーにウケた、それはなぜか?というように掘り下げていくと次の投稿でどうすれば良いかの示唆(ヒント)が得られます。
つまりどんなレポートが良いのか?
Instagram運用で絶対に押さえておく必要があるのが、投稿の良し悪しです。
その判断は投稿毎に見ていくべきであり、その積み重ねが月次レポートで確認していくのが最強のレポートとなります。
弊社(株式会社to)でも多くの企業アカウントを支援しており、最強のレポートを目指して日々アップデートしてきました。(個人的にもかれこれ6年くらいやってます笑)
そんな試行錯誤の上、出来上がったレポートのサンプルをお見せします。
是非とも参考にしてアカウント運用に活用してください。
■参考になる過去の記事
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プロが教える!インスタ運用を上手くやるコツ[Instagramの企業アカウント]
2010年にネット業界に転職し、インターネット広告代理店・調査PR会社・美容メーカーなど数社に勤務しマーケッターとして活躍。
デジタル/ソーシャルマーケティングにおける、計画・実行など幅広く従事。
現在はCOOとして全社を横断。
2020年、株式会社toにジョイン。