なぜ依頼する必要があるのか?
マーケッターは”自分にしかできないこと”をしよう
マーケッターの業務は非常に多岐に渡ります。
データの集計,分析から仮説の立案をして改善方法を検討、、、
クライアントからの要望や連絡にも随時対応をしていく必要があります。
膨大とも言える作業の中で、本当に自分にしかできないことはどれだけあるでしょうか?
自分にしかできない仕事のコアのだけをしっかり部分を残して、
クライアントへのパフォーマンスを最大化していくことで、
売上アップから最終的には社内での自身の評価アップにも繋がります。
他の人でもできる作業をいつまでも続けていても、目の前の作業で手一杯になって
”頑張っているのに成績も評価も伸びない”状態になってしまいます。
上手に依頼できない人の特徴
なんでも自力でやらなければいけないと思っている
やっているタスクの中で、
「自分にしかできないこと」と「他の誰かでもできること」を整理できていない状態です。
自分にしかできないタスクがあったとしても、1つの作業を分解して考えて、
”ここまでは他の人でもできる”や、”こうすれは他の人でもできるようにできる”
を整理しながら見つけていきましょう。
真面目で頑張り屋
頑張る=自分で作業する と考えているケースです。
決してタスクを全て自分でこなすことが正しいことではなく、
全体の効率や利益を俯瞰して頑張るべきポイントに絞って頑張る事を意識しましょう。
他人に迷惑をかけてはいけないと思っている
他人にやってもらう=良くないこと と考えているケースです。
もちろん、相手のレベルや内容によっては相手の負担をただ増やしてしまう
場合もありますが、人に代わりにやってもらうことは悪いことではなく
プロジェクトを効率的に進めるために必要なことだと考えましょう。
上手に依頼するためのポイント
次に、具体的にどうやって依頼すると上手く作業を頼めるか、を解説していきます。
① なぜやるのか?を伝える
依頼された作業を、何のためにするのか?なぜしなければいけないのか?
をしっかりと伝えることが重要です。
目的を伝えることで、相手からより良いアプローチ方法を引き出したり、
相手にも目的意識を持ってもらえることで作業のクオリティが上がります。
② 完了状態を明確にする
どんな状態が相手に求める完了なのか、を明確にします。
具体的に作業すべき範囲や内容を、誰でも、確実に、わかる形で伝えましょう。
例) ExcelのA~G列までの項目を、30行目まで埋めておいてください。
など誰が見ても同じ認識を持つような依頼をすると良いです。
③ お手本を見せる
全体の作業量が100%だとしたら、
最初の5~10%程度は自分でやっておくのもポイントです。
お手本の状態があることで依頼相手も迷いなく作業を進めることができます。
特に、相手が初めてする作業の場合に非常に有効なコツです。
④ 期限を明確にする
◯月◯日(◯曜日)◯時まで など
相手がいつまでに完了すればいいのかをハッキリと伝えましょう。
期限を明確にすることで、余計な進捗状況の連絡などの負担が減ります。
⑤ 十分な作業時間を設ける
納期が翌日や当日の作業を依頼することは避けましょう。
依頼相手にとって負担になる可能性が非常に高いだけではなく、
結局作業が終わらずに二度手間になってしまいます。
⑥ 内容をテキストで残す
上記のポイントを踏まえて、作業内容や期限などを
相手も見られる状態でテキストを残しておきましょう。
テキストを残しておくことで、言った言わないの押し問答になり
タイムロスとなるリスクをお互いに回避することができます。
最後に
社内、社外であっても、タスクの依頼をする際は
相手が仕事をしやすいように伝え方を工夫してみましょう。
伝え方を間違えてしまうとかえって自分のタスクを増やしてしまう可能性もあります。
また、作業をしてくれた相手への感謝や
日々のコミュニケーションにも気を配るとより一層依頼がスムーズになります。