「ウェブサイトでの情報発信だけでなく、SNSを使った情報発信をして、ブランドのファンを増やしたい!」
広告・広報などを担当されていると、こういった気持ちでInstagramなどの運用を始める場合が多いのではないでしょうか?
Instagramではショップの機能をはじめ、リマインダーやアンケートなど様々な機能もあるため、ユーザーと簡単にコミュニケーションも取れるSNSとして人気があります。
しかし、半年・1年…と運用しても、なかなフォロワーが伸びていかず、理想としていた運用がでいていないという壁にぶつかってしまうケースも多く、toにも多くの相談が寄せられます。
今回は、運用に行き詰まった時に、どのような部分をチェックして運用していくべきか、改善点をご紹介します!
上手く運用ができていない気がする…と思っている担当の方、必見です!
この記事はこんな方におすすめ!
・Instagramの運用担当
・1年くらいInstagramを運用してみたけれど、正解がわからない方
・ただ投稿しているだけで、改善点を見いだせていない運用担当の方
▼今からリール投稿を始めたい方にはこちらの記事がおすすめ!
Instagramリール動画の作り方を解説【企業アカウント向け】
どんな目的でInstagramを運用しているのかを明確に!
「Instagramのアカウントを成長させるために、投稿の写真や本文のフォーマットを変えてみよう!」
「ちょっと流行りの曲を使ってみよう!」
などと、闇雲に投稿の内容などを決めてしまっていませんか?
Instagramの流行を追うのも、運用していくための大切な情報収集ですが、ただそれをなぞるだけではいけません。
コンテンツが流行っているのには理由があり、その理由を再現できるかも大きく影響していきます。
クリエイターや一般のユーザーが投稿するような内容を、企業がただなぞるだけでは、何を伝えたいのか、目的が明確ではありませんよね。
運用していく上で、とても重要なのは、そもそもどんな目的でアカウントを運用しているかということを明確にすることです。
商品やサービスの認知?お店への来訪?購入?…Instagramと直接関わらないところでも、ユーザーにアクションしてもらいたい、知ってもらいたいことってたくさんありますよね。
今、アカウントがどうも伸び悩んでいるな…と思ったら、そもそも目的を見直すことが大切です。
SNSのフォロワー数が多い=正義、ではない!?
「ところで、SNSの運用において、重要とされる指標ってなんだと思いますか?」
この質問を投げかけると、多くの人が【フォロワー】と答えるのではないでしょうか?
もちろん、フォロワー数はとても大切な数値です。
アカウントの規模が目に見えて分かるので、「フォロワーが100万人います!」といえば、みなさんきっと「すごい!」と思いますよね。
しかし、その100万人のフォロワーのうち、何人がユーザーの投稿を見ているのでしょうか?
100万人に投げかけたら、100万人の人が振り向いてくれるでしょうか?
意外と気付かない部分かもしれませんが、実はフォロワー全員がそのアカウントの全ての投稿を見てリアクションしているわけでないんです。
極端なたとえですが、
フォロワーが100万人に対し1,000人しか投稿が見られていないアカウントAと、
フォロワー1万人に対し5,000人が見てくれているアカウントBがあったとしたら、アカウントとしてどちらが注目されているでしょうか。
この「どれくらいの人に投稿を見られているか」、この数値が「リーチ」と呼ばれるもので、運用にとって重要な数値になります。
フォロワー数が増えることがどういうことなのか、今一度考えてみること
ただ、フォロワー数は運用していく上で全く意味のない数値であるというわけではありません。
権限を持っている人しかチェックできないリーチとは違い、誰でも分かる数値として露出しているので、フォロワー数を伸ばす意識は忘れてはいけません。
大事なのは、ユーザーがアカウントをフォローするまでに、どんな流れでフォローをするのか、その気持ちをしっかり掴むこと。
「これまで、フォロワー数しか意識していなかった…!」という方も、一度どれくらいの方に投稿を見られているのか、意識を少し向けてみてはいかがでしょうか?
投稿によってリーチが伸びやすい・伸びづらいなどの差はある?
普段、アカウントを運用する際に、どの投稿をメインに行っていますか?
写真を撮ってフィード投稿?頑張って動画を作ってリール投稿?それともカジュアルに投稿できるストーリーズ?
それぞれの投稿形式には、実は目に見えない特徴があります。
動画投稿できる、24時間で自動で消える…などでなく、リーチするユーザーに差があります。
・フォロワー以外にもたくさんの人に見てもらいたい!…リール
・フォロワー(ファン)に向けた内容を意識した投稿をしたい!…ストーリーズ
・上記の間を取り持っている、通常投稿…フィード
多くの人に投稿やアカウントを知ってもらいたいならば、リールを強化しつつ、フィード投稿を受け皿とする必要があります。
フィード投稿は、アカウントのプロフィールページに一覧として露出するため、アカウントがこれまでにどんな投稿をしているのかなどをユーザーはフィード投稿で判断します。
ストーリーズは発見などでは露出されず、ほとんどがフォロワー向けにリーチします。
それぞれの投稿のリーチ先を意識しながら、投稿の内容を考えていきましょう。
Instagram投稿の改善|リールのリーチの伸ばし方
非フォロワー向けにリーチを狙えるリール投稿。
フィード投稿とストーリーズ同様、使用としては静止画でも音源を付ければ投稿できますが、多くのリーチを獲得するには、しっかりと構成を考えたリール投稿を行う必要があります。
リール投稿は、上下のスクロールで簡単に離脱できるため、離脱を防いで最後までしっかりと見てもらう投稿が重要になります。
・構成:結論を最初に持ってくる
・テンポ:早め
・応用編:動きをつける
関連記事:バズる!ショート動画の作り方 ポイント3選
特に、Instagramのマーケティング公式アカウントからもるように、リール動画は冒頭でいかにユーザーの興味を惹くかが重要です。
今自分が作っている投稿、全体の構成はいかがですか?冒頭で興味を惹く内容で作られていますか?
リールの再生数やいいね数などが、投稿によってばらつきがある場合、上記のポイントが自然に当てはまっている投稿ができているのかもしれません。
反応の良かった投稿が、ちゃんとポイントを抑えて作成されているか、もっとブラッシュアップできるところはないか、チェックしてみましょう。
Instagram投稿の改善|フィード編のリーチの伸ばし方
アカウントをフォローすると、いわゆる通常の投稿で「フィード投稿」がホームに露出されます。
フィード投稿は比較的フォロワー向けにリーチできる投稿ですが、ハッシュタグの検索結果や発見タブのおすすめ投稿などに掲載されると、非フォロワーにもリーチされます。
ホーム画面で露出される投稿は時系列順ではなく、興味関心やアカウント同士の親密度で左右されます。
ここでの興味や親密度は、投稿への反応(いいねやコメントなど、エンゲージメントとも呼ばれる)やDM・ストーリーズでのやりとりがあったかが指標とされています。
・フィード投稿に限らず、ユーザーに投稿に対して反応してもらえるような内容・誘導文を作る
┗コメントで質問してね!保存してね!いいねしてね!など…
・カルーセル(複数枚)での投稿で、投稿に対しての閲覧時間を伸ばすことも重要
┗カルーセルの一部に動画コンテンツを差し込むのもOK!
・カルーセルはサムネイルが命!何を伝えたいのか分かりやすいように文字入れをするのがおすすめ
・ハッシュタグからの流入を最優先するのではなく、可能な限り設定してさらなる流入を狙うイメージ
Instagram投稿の改善|ストーリーズのリーチの伸ばし方
フォロワーとのコミュニケーションを測るなら、ストーリーズでの投稿もおすすめです。
何もしなければ24時間で投稿が消えてしまうストーリーズですが、アンケート機能やスタンプなど、ユーザーがリアクションしやすいような機能を多く使うことができます。
外部リンクやカウントダウンなどもつけられるため、新商品発売やセールなどのカウントダウンや、Webサイトへの遷移もできます。
ユーザーがアクションしやすいような内容で投稿できているか、アンケート企画も何のためにやるのかなど、目的を明確にした投稿をしていきましょう!
・フィード投稿やリール投稿をストーリーズにもシェアする「リマインド投稿」だけになってない?
┗手軽にできるリマインド投稿ですが、ストーリーズも親密度によって露出の頻度が変わるため、リマインド投稿だけに頼らず、ストーリーズの機能をしっかり活かした投稿にチャレンジしましょう!
・ストーリーズでの反応が増えれば、フィード投稿などのリーチも増えるかも!?
┗アカウントとの親密度をストーリーズ投稿から上昇させることで、フィードなどの投稿が露出しやすくなる傾向が見受けられます。
うまく使えばアカウント全体の数値をあげられるかも?
まとめ|Instagramが伸び悩んだ?投稿の改善策
どんな投稿をしていくべきか、どのような投稿がユーザーに刺さるのかは、長期的に投稿を分析しながら傾向を追っていく必要があります。
これまでの投稿で、どれだけの反応を得ることができたのか、投稿についての分析をしながら、今回紹介したポイントをブラッシュアップしてみてください。
株式会社toでは、Instagramの運用代行や分析ツールのご提供などを行っております。
Instagramの運用でお困りのご担当者様、ぜひお気軽にお問い合わせください。
専門学校演劇科を卒業後、ライターに興味を持ち、SEOの会社に4年半就職。
2022年、株式会社toにジョイン。
培ったSEOの知識を活かしながら、SNSの領域でも、質の高いコンテンツを
制作するのが得意。