企業のYouTube運用をしていくためには、投稿するだけではなく
YouTube Studioの数値を読み解いていくことが必須です。
しかし、おそらく最初に誰もがぶつかるのが、見ることのできる数値の多さ。色々な数値が表示されて沼にハマって、結局何が知りたかったんだっけ?となることも少なくないはず…。
そんな時に、とにかくこの数値に注目して見れば改善策が浮かびやすい、3つの数値を伝授します!
確認方法も載せているので、実際にご自身の担当チャンネルのYouTube Studioを開きながら確認してみてください!
・企業のyoutube運用担当になったものの、今の動画がベストか分からない!
・動画の視聴回数をもっと伸ばすために、何を変えていくべきか分からない!
・youtubeのクリエイタースタジオ、細かすぎてどの数値を見たらいいか分からない!
3つの数値について
youtubeを運用するとなるとついつい難しく考えてしまいませんか?
でも、少し整理して考えると、1投稿を構成するのに重要な要素は以下の3つです!
1.画像(サムネイル)
2.キーワード(タイトル+概要欄)
3.動画(本編動画)
この3つの要素を最高の状態でアップしていくことが運用には必須なのです…!
と簡単に言いましたが、最高の状態とは?を模索していくのが大きな課題ですよね。
youtubeは1つの投稿を改善していける!
youtubeのアルゴリズムは「減点方式」をとっています。
数値が低いと、おすすめされる量が減っていきます。
なので、低かった数値を追求して改善していくのが、視聴回数を増やしていくための打ち手です!
youtubeはアップロード後も編集を重ねることで、より良い動画にしていけるのが大きな特徴でもあります!
画像(サムネイル)
youtubeユーザーがyoutubeを開いて一番に目に入るのがサムネイルではないでしょうか。
サムネイルの役割とは、とにかくクリックさせること。
数多く並ぶサムネイルの中で一瞬でユーザーの目を惹き、動画の内容を伝えつつ、自分に有用な動画であると伝えることが大切です。
画像(サムネイル)の指標とは?
そんなサムネイルの評価に大きく関わるのがこの数値。
「インプレッションのクリック率」です。
まずそもそもですが、インプレッションとは、動画のサムネイルがユーザーに表示された回数のことです。
検索結果や関連動画、ユーザーのフィードにサムネイルの50%以上が1秒以上表示されると、1インプレッションとしてカウントされます。
インプレッションにカウントされる表示先は次の通りです。
・YouTube検索
・YouTubeトップページ(自動再生を含む)
・YouTubeフィード(登録チャンネル、急上昇、履歴、後で見る)
・動画プレーヤーの右側にある [次の動画](自動再生を含む)
・再生リスト
参考URL:YouTubeヘルプ「インプレッション数とクリック率を確認する」
そこからユーザーがサムネイルをクリックして動画を再生した割合がインプレッションのクリック率となっていきます。
インプレッションのクリック率 目指す数値は?
・インプレッションのクリック率平均値、
Youtube全動画のうちの半数がインプレッションのクリック率2~10%ほど と言われております。
※時期や季節によって異なります。
良い動画と判断されると、多くのユーザーにおすすめされて、インプレッション数が上がっていきます。
そうなった時に、次のアクション「クリック」に繋げるためにも、サムネイルは非常に大切な役割を果たしているのです!
インプレッションのクリック率 確認方法
キーワード(タイトル+概要欄)
動画のサムネイルがいくらヒキが強くても、動画の内容がいくら需要が高くても、検索に掛からなければ視聴者は動画にたどり着くことはできません。
そこを対策するのが、文字の大切な役割です。
キーワード(タイトル+概要欄)の指標とは?
そんな、タイトル+概要欄の指標として見るべき数値がトラフィックソースの「youtube検索」です。
トラフィックソースとは、つまり“到達経路”。
視聴者が、どのようにしてあなたの動画までたどり着いたかがわかります。
トラフィックソースで知ることができる主な数値が以下です。
・ブラウジング機能
・チャンネルページ
・関連動画
・再生リスト
・終了画面
・youtubeショート
・通知
・動画カード
・youtube広告
・youtube検索
youtube検索とは…?
「youtube検索」は、youtube検索結果からのトラフィックです。
この数値が高いほど、タイトル+概要欄に入れているワードがしっかりとユーザーの需要とマッチして機能しているといえます。
youtube検索 確認方法
動画(本編動画)
1投稿を形成するもっとも大きな要素である本編動画。
サムネイルやタイトルから心を掴まれて立ち止まってくれたユーザー、
ここで逃したくありませんよね。
しかし、悲しいことに離脱は起きるものです。
youtubeの一番の敵「離脱」。
これを防ぐことが、動画を作る上で一番大切な考え方です。
本編動画の指標とは…?
離脱を防ぐための指標として推奨されやすいのが「視聴者維持率」で、40%を切っている場合、改善が必要と言われています。
視聴者維持率が高い動画は「YouTube上に視聴者を長くとどめる動画=Googleに利益をもたらす動画」であり、質の高い動画としてYouTube AIが評価するためです。
YouTubeから良質な動画と判断されればその分露出度が増え、さらにたくさんの人に動画を観てもらえる可能性が上がります。
確かに、視聴者維持率は大切ですが、「この動画の視聴者維持率は10%だから改善が必要」と分かっても、具体的にどこを改善するべきかは分かりにくいのではないでしょうか。
そこでおすすめしたいのが、「平均視聴時間」です。
youtubeのクリエイタースタジオでは、「視聴者維持につながる重要なパート」を表示してくれます。
平均的にここまで見てもらえている、ということは、
逆にいうと「ここで離脱されている」ということです
さいごに
いかがでしたでしょうか?
YouTubeの投稿を改善していくための大きな3つの要素に付随した、3つの数値について紹介してきました。
ですが、今回取り上げた3つの要素以外にも、動画の構成、チャンネル概要の編集、ハッシュタグの選び方、エンドカードの付け方…などなど、できることはたくさんあります。
3つの数値を中心にチェックしつつ、少しずつ他の数値も手を伸ばしていけるといいですね!
大学卒業後、飲食店を経験。その後、PRに興味を持ち、
商業施設の年間販促やイベント企画などを担う広告代理店に転職。
その経験を活かし、SNSのPR領域を経験する為、
自身で企業のInstagramの運用を副業で始め、2022年に株式会社toにジョイン。